川崎商工会議所経由で個別記帳指導ということを始めました。
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税務署の記帳説明会に参加した人のうち希望者が対象に
税務署では記帳の仕方がわからない方などに、記帳説明会というものを定期的に開催しています。
開催時期や方法は各税務署によって異なるのですが、川崎南税務署では開業届を提出した方を中心に案内を行っているようです。
その記帳説明会に参加したさいに、今後グループでの指導を希望するのか？個別での指導を希望するのか？というアンケートがあり、個別記帳指導はここで個別を希望した方たちが対象になります。
ただし人数が限られているので、おそらく希望者全員には対応できていないと思います。
税理士側はというと、税理士会から個別記帳指導や無料相談の相談員の募集があります。
無料相談の相談員がスポットなのに対して、個別記帳指導は一人の相談者に複数回の指導を行います。謝金の額は無料相談の相談員の方が高いのですが、自分としては継続して指導するということをやってみたかったので、個別記帳指導に応募してみました。
蓋を開けてみたら私1人だけ
応募して大分たってから税理士会より進め方についての連絡がありました。
なんと個別記帳指導の応募は私1人だけとのこと・・・まあ希望通りできるわけだから問題ないかと、とにかく事前打ち合わせへ。
進め方はこのような感じです。
- 担当する相談者は全部で７人
- 期間は来年の3月末まで
- 合計27回の中でおさめるが、各相談者への回数配分は私の裁量で行う
- 2か月に1度、指導常況報告書を川崎商工会議所へ提出
- 相談場所は基本的に相談者の自宅だが、外で待ち合わせてもＯＫ
実際に連絡してみると、自宅希望の方と自宅外を希望される方が半々くらい。自宅外を希望される方とは、ラゾーナ川崎のフードコートを利用しました。
集団の説明会よりは、個別の方が個々の事情を考慮できる
相談者の皆さんにお会いして、記帳説明会の感想を聞いてみました。
そうするとやはり一通りの概要説明なので、自分にどの項目が必要なのか？ということがわからない、わからないうちに時間が過ぎてしまったという意見が多数。
初めての方ですから当然の意見だと思います。
個別にお伺いして事業概要のヒアリングをすれば、この方は減価償却の説明は不要、この方は棚卸の説明は不要、というようなことが税理士側からはすぐにわかります。
時間もその方に合った項目に絞って重点的にあてることができます。記帳説明会よりは、役に立ったのではないか？と自負しているのですが（笑）
名目は記帳指導なのですが、皆さん、どうせやるなら申告書の作成までできるようになりたいということでしたので、年内は１～2回のみにして、年明けに同じ回数で申告書を完成させるところまでやりましょうということになりました。
これで上手く進めば、長い時間税務署に並ばなくても済みます。私としても、その方が達成感があります。
税理士側の希望者が少ないので、細々と継続するしかないのだろうとは思いますが、相談者は無料で受けられるサービスなので、所轄の税務署にこの制度があれば是非利用してみることをおすすめします。
【編集後記】
個別記帳指導のこともあり、今月はラゾーナ川崎で指導や作業を行うことが多かったです。
最初は少しガヤガヤしているのが気になるかな？と思っていたのですが、始めてみるとさほど気になりません。休日の満席時は無理ですが、平日はコーヒー１杯で長居できるので、なかなか快適でした。
気を付けないと自宅にこもりがちになるので、自宅以外でも気軽に仕事ができる場所を、もっと開拓していこうと思います。
