猫のいる税理士事務所 河津牧子のブログ

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個人事業者のクレジットカード

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個人事業を開始して、なんとか帳簿付けを始めたところ、そういえばクレジットカードの処理はどうすればよいのか?と迷う方が多いようです。

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事業用で使用する頻度はどれくらい?

前回のテーマとも少しかぶるのですが、クレジットカードの処理をする時に、そのカードがどれくらいの頻度で事業用として利用しているかを確認してみてください。

ざっくりとでよいので、カード明細に記載されている件数のうち何割くらいが事業用になっているか?また引落口座は事業用口座か?で処理を考えてみます。

教科書通りの原則は

クレジットカードを事業用で使用することが多く、さらに引落口座も事業用口座の場合には、簿記の教科書にのっているような原則通りの処理をしてみましょう。

[ケース1 カード明細合計45,000円]

①カード使用時・・・カードを使用した日付けでそれぞれの処理を行います。

3月2日 通信費   10,000 / 未払金  10,000
3月16日 水道光熱費 15,000 / 未払金  15,000
3月20日 事業主貸  20,000 / 未払金  20,000(プライベート利用)

②引落し時・・・引落日に引落合計金額をまとめて処理します。

4月28日 未払金 45,000 / 普通預金(事業用) 45,000

プライベート使用が多いクレジットカード

この場合はカード明細から事業用として使用した分だけを抜粋して処理をしますが、引き落とし口座が事業用口座か?プライベート口座か?で引落し時の処理が異なります。

引落し口座はプライベート口座

[ケース2 カード明細合計 50,000円]

①事業用として使用した時・・・カードを事業用で使用した日付けでそれぞれの処理を行います。

5月6日 新聞図書費 5,000 / 事業主借 5,000
5月15日 車両費 10,000 / 事業主借 10,000

②プライベート用で使用した時

処理なし

③引落し時

処理なし

引落口座は事業用口座

[ケース3 カード明細合計 50,000円]

①事業用として使用した時

5月6日 新聞図書費 5,000 / 事業主借 5,000
5月15日 車両費 10,000 / 事業主借 10,000

②プライベート用で使用した時

処理なし

③引落し時・・・引落日に引落合計金額をまとめて下記のように処理します。

6月28日 事業主貸  50,000 / 普通預金(事業用)50,000

損益に与える影響はどの処理も同じ

どの処理も、最終的には事業用に使用した分だけが費用として計上されますので、損益に与える影響は同じになります。

会計ソフトでクレジットカード明細を同期する場合には、相手科目の基本設定は「未払金」になっていることが多いと思います。

もしプライベート使用が多い時の処理をする場合には、相手科目を改めて「事業主貸」に設定することもできると思いますので、設定を変更して簡便的な処理を行ってみてください。

【編集後記】

今週末はKAT-TUNのライブなので、夕方からグッズのプレ販売へ。

昨年もブログに書いたのですが、何だか中途半端なアプリ導入で待ち時間が長くなっています。今年もやはり並び始めてから、会計ブースは見えているのに購入完了まで40分・・・何でだよ???

このところジャニーズネットでも一部の写真などは通信販売しています。ツアーグッズこそ通信販売してほしい!こちらの方が需要があるはず!事務所さんお願いします・・・

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