freeeの開始設定、科目残高が取込めたら次は補助科目です。
会計ソフトに当たり前のようにある補助科目という機能、これはfreeeだと「取引先」「品目」「口座名」にわかれます。
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名称は違っても機能的には変わらない
freeeのQ&Aに「補助科目に対応していますか?」という質問があります。
答えは「はい、対応しています。」
ただし補助科目という名称ではありません。従来他社のソフトで補助科目となっていたものが「取引先」「品目」「口座名」という3種類に分かれています。
この辺、初めての方はすんなり入ると思います。私のように何年も他社の会計ソフトを使っている方が受け入れにくいのではないでしょうか?
「取引先」→得意先、仕入先、外注先など「売掛金」や「買掛金」の補助科目と同様です。
「口座名」→普通預金や当座預金など、預金科目の補助科目と同様です。
「品目」→上記以外の勘定科目の内訳が品目になります。たとえば「預り金」の品目は「源泉税」「住民税」というとわかりやすいでしょうか。
品目は商品名ではないので、しっくりこないところもありますが、これはfreeeのルールとして細かいことはこだわらずに使いましょう。
弥生会計は他の会計ソフトより移行しやすい
この補助科目についても、弥生会計は専用の取込機能がついているので、他の会計ソフトより楽に移行ができるようです。
補助科目残高の汎用データを出力して、専用機能で取込みをすれば、すんなり取込めるのではないかと思います。
弥生会計以外はExcelアドインを使用する
弥生会計以外のソフトだと補助科目残高を移行する機能がないため、Excelアドインを利用して補助科目名称を取込み、残高は手入力しました。
まずはExcelアドインを追加するために、「挿入」メニューからアドインのストアを開きます。
そしてストアで「freee」を検索し、追加ボタンを押します。
アドインが追加されたらIDとパスワードでログインし、テンプレートををダウンロードします。
そうすると「勘定科目」「取引先」「品目」「部門」を取込むためのテンプレートが表示されます。
あとは1行目の見本の通りに入力(もしくは他の会計ソフトから出力したCSVからコピー)して、該当シートのインポートボタンを押すだけです。
これで取込元の会計ソフトから「取引先」と「品目」の名称だけは移行できます。
補助科目残高は手入力
いろいろさがしてみましたが、弥生会計以外の会計ソフトだと補助科目残高までは移行できないようです。
補助科目名を「取引先」と「品目」の名称に移行したら、残高は手入力しました。
「設定」→「初期設定」→「開始残高の設定」→「開始残高を編集」を選択します。
そうすると科目名の横に「内訳を登録」という項目があるので、そこをクリックして「取引先」と「品目」の残高を入力します。
1科目登録し終わったら「適用」ボタンを押し、全ての登録が終わったら左下の「保存」ボタンを押します。
ここは手作業なのでちょっと面倒です。弥生会計以外からでも補助科目残高を取込可能にしてほしいところですね。
【編集後記】
取込をするさいは弥生会計以外だと多少不便もありましたが、逆にfreeeの仕訳帳を他の会計ソフトに取込むさいには、いくつかの会社に対応したデータをエクスポートできるようです。
JDLもありましたので、そのうち使用してみたいと思います。