freeeの開始残高設定を、CSV取込で行ってみました。
何回かエラーは出ましたが、無事設定できました。
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弥生会計とそれ以外の会社
freeeの残高取込の機能は、弥生会計からだとやりやすいようです。
最初のステップで「弥生会計」と「その他会計ソフト」のどちらかを選択するようになっていました。
弥生会計は個別に対応しているので、弥生会計から指定の汎用データを出力してfreeeへ取込むのもすんなりいくのではないかと思います。
取込元の会計ソフトからCSVデータを出力
私はJDLからの取込だったので最初のステップで「その他会計ソフト」を選択しました。
まずはCSVデータを出力します。
必要なのは科目残高データです。会計ソフトによって出力方法は違いましが、この段階までは特に迷うことなく進められると思います。
CSVをアップロードして読み込む項目を設定
JDLの場合、残高データを出力したところ、期首残だけでなく前期以前の月別残高まで出力されてきました。
freeeはCSVをアップロードする段階では、この前期以前の月別残高もCSVファイルの内容として表示されます。
なので前期以前の残高まで読み込んでくれるんだ!と思い「設定する」のボタンを押したところ「重複しています。」というエラーが。
やはり読み込む残高は1つだけでした。
そこでCSVファイルを編集して、期首残高だけ残し、それ以外の残高欄は削除しました。これで再度「設定する」のボタンを押したところ、次の段階へ進めました。
「登録する」が完了するまで
各列の読込み項目を「残高」にするとエラーが
まず最初にこのようなCSVをアップロードしました。
必要なのは赤枠の中だけで、その他の行は不要なため、横に「無視」というチェックボックスが表示されるのですが、そこにチェックをいれます。
次に読込む列の項目を選ぶボタンが列の上部にあるので、ドロップダウンして項目を選びます。
この時まず「勘定科目コード」「勘定科目」「残高」の順に選び、「登録する」というボタンを押しました。
しかし途中でエラーです。エラーの内容は貸借のバランスエラー。
freeeのヘルプ画面で確認しながら処理をしていましたが、そこには「残高」を選んでも、「借方残高」「貸方残高」を選んでも、どちらでも可能と書いてあるのですが、何回やってもこの貸借のバランスエラーが出ます・・・
諦めて借方と貸方に分けてみた
科目の内容で貸借を読込んでくれないのか???と不服でしたが、何度やっても同じなら解決策を見つけなくてはいけません。
仕方なくCSVの列を借方と貸方に分けてみました。
そして読込む列の項目も「勘定科目コード」「勘定科目」「借方残高」「貸方残高」の順に選びます。
この状態で再度「登録する」ボタンを押す。
「エラー出ないでー!これでエラーが出たら、どう解決していいかわからない・・・」と祈りながら画面を見つめていると、無事完了しました!
試算表を確認するときちんと期首残高が入っています。よかったよかった。
その他会計ソフトの場合には工夫してみる
弥生会計の場合には弥生会計からの専用取込機能があるので、こんなに苦労はしないと思うのですが、それ以外の会計ソフトの場合には、工夫が必要だということがよくわかりました。
CSVは各ソフト会社で違う形式で出力されてくるので、それをfreeeに取り込めるような形式にする加工が必要です。
とりあえずJDLの場合には「勘定科目コード」「勘定科目」「借方残高」「貸方残高」の4列があれば大丈夫のようです。
【編集後記】
実は勤務時代、freeeを使うのはあまり好きではありませんでした。従来の会計ソフトに慣れていたのもので、仕様がかなり違うと戸惑うことも多く・・・
今回久しぶりに見てみると、最初の頃に比べて使いやすくなっている箇所もあるようです。
会計ソフトはこうじゃなきゃいけないっていう堅い頭を柔らかくすると、こういった立上げ作業もなんだか楽しくなりました。