昨年分からスタートしたものの、利用範囲はかなり限られていたスマホ申告。2019年分からは少し利用範囲が広がりました。
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利用可能になった手続き
2018年分と2019年分を比較すると、黄色の部分の手続きが新たに利用可能になっています。
2018年分は医療費控除と寄付金控除しか利用できませんでしたが、2019年分が全ての所得控除が利用できますので、下記の所得控除もスマホ申告で手続きできます。
- 社会保険料控除
- 生命料控除
- 地震保険料控除
- 小規模企業共済等掛金控除
- 配偶者控除、配偶者特別控除
- 扶養控除
- 寡夫、寡婦控除
- 勤労学生控除
- 障害者控除
- 雑損控除
- 基礎控除
年末調整で誤りがあったり、年末調整に手続きが間に合わなかった時などは、スマホ申告で手軽に済ませることができそうです。
サービス開始は2020年1月6日の予定です。
スマホ申告にもマイナンバーカード方式を導入
そして、2018年はID・パスワード方式のみ利用可能だったスマホ申告ですが、2019年分からマイナンバーカード方式が導入される予定です。
これまで一部のAndroid端末でしかマイナンバーカードの読み取りができなかったのですが、iPhoneでも読み取りが可能になります。
ちょうど今月にiOS13へのアップデートがあったと思いますが、これにNFC(近距離無線通信規格)に関するアップデートが含まれており、iPhoneでもマイナンバーカードの読み取りが可能となるようです。
日本はiPhoneのシェアが高いですからね。マイナンバーカードを広めたい国にとっても待望のようで、内閣府のメールマガジンにもこの話題が取り上げられていました。
スマホ申告のマイナンバーカード方式自体は、iPhone、Androidともに2020年1月31日から利用開始です。
どちらを使う?
スマホでマイナンバーカードの情報を読み取るためには地方公共団体情報システム機構が提供している「JPKI利用者ソフト」が必要になります。
iPhoneでマイナンバーカードの読み取りができることになり、今月16日からApp Store でもアプリをダウンロードできるようになっています。
スマホ申告自体は年明けですが、マイナンバーカードの情報確認は既にこのアプリでできるようです。
iPhoneでもマイナンバーカードの読み取りが可能となり、スマホ申告のマイナンバーカード方式も導入。これで多少はマイナンバーカードを取得する人は増えるでしょうか?
というのも、昨年同様ID・パスワード方式でもスマホ申告はできるのです。
①税務署に行き本人確認をしてもらいID・パスワードを発行してもらう
②マイナンバーカードを取得して、「JPKI利用者ソフト」をダウンロードする
どちらも少しは手間がかかります。さてさてどちらを使う人が多くなるのでしょう???蓋を開けてみないとわかりませんが・・・
【編集後記】
長年使い続けていているリュックサック。
ポケットのファスナーがとうとう壊れてしまいました。
さすがに新しいものを購入することに。同じデザインはもう販売していないので、今年のデザインで一番汚れが目立たないものにしました。
また壊れるまで使います。仕事も、ジムも、旅行も、リュックは本当に便利です。