e-taxを利用して自宅で申告を済ませてしまうのはとても便利ですが、来年のためにできあがった書類は確認できるようにしましょう。
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ID・パスワード方式で便利になったe-tax
このところ個別記帳指導でまわっている納税者の方が、いよいよ最終段階で申告書作成をされているのですが、e-taxの場合にはID・パスワード方式を選ぶ方がほとんど。
一緒に申告書の作成と送信に立ち会ってみると、確かにID・パスワード方式は手軽で便利です。
ID・パスワード方式が採用されたために、今年からe-taxを始めてみようという方も多いのではないかと。
ただしe-taxを始める前に、プリンターもしくはPDF生成ソフトがあるかを確認してください。
送信した申告書は来年の参考資料になる
国税庁の確定申告書作成コーナーから申告書を作成し、データーを送信する前に帳票印刷のボタンがあります。
このボタンで、作成したデータを申告書の形式で印刷できるのです。プリンターがない場合には、PDF形式に出力して保存しておくとよいでしょう。
今年の申告書は、来年の参考資料としてとても重要なものです。
日常的に申告書を作成している税理士でも、初めてたずさわる方の前年度の申告書は必ず見せていただきます。
1年に1回自分の申告を行うだけの方ならなおさら。前年の申告書があるか?ないか?で申告書作成の進み具合もだいぶ違うはずです。
ID・パスワード方式で送信までが手軽にできてしまうので、印刷もしくはPDFへの出力をせずに画面を閉じてしまうことのないよう注意してください。
もちろん申告データの保存も大切です。データが保存されていれば、確定申告書作成コーナーで再読み込みをして帳票を印刷もしくはPDFに出力することができますので。
古いパソコンでプリンターもない場合は要注意
もともとプリンターがある場合には問題はありません。申告書が作成できたら印刷して帳票を確認できればOKです。
プリンターがなくても、「いきなPDF」などのPDF生成ソフトが入っていれば、印刷せずにPDFを出力し画面で帳票を確認できます。
また、Windows10だと「Microsft Print to PDF」というソフトが標準装備されています。
印刷ボタンを押して「Microsft Print to PDF」を選択すればPDFが出力できますので、別途PDF生成ソフトを購入する必要もありません。
気を付けたいのは、古いパソコンでプリンターもなくPDF生成ソフトもない場合です。
このような場合には、ID・パスワード方式で申告データは送れるものの、できあがった申告書や青色申告決算書を帳票形式で確認するすべがないのです。
保存したデータを確定申告書作成コーナーで再度読み込むことはできますが、確定申告書作成コーナーで作業ができるのは1つのデータだけです。
前年の申告書を参照しながら、申告書を作成することを考えると、紙の控えもしくはPDFの控えは必要だと思います。
ID・パスワード方式の導入でe-taxでの送信が手軽になっている分、この点はかえって気を付けていただきたいところです。
【編集後記】
10位までを当てないと帰れないテレビ番組を見て、久しぶりに「バーミヤン」に行ってきました。
どうやら「バーミヤン飲み」というのも流行っているらしく、居酒屋より安くすんでしまうとか。ファミレスにしてはお酒の種類も豊富なようです。
あれやこれやと、お酒も食事も最後にはデザートまでたのみましたが、何と一人あたり3,000円で済んでしまいました。
安い!また行きます(笑)