イオンの福利厚生に携わる会社というところから営業の電話がかかってきました。
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福利厚生も外部に委託する時代
福利厚生の外部委託、最近は珍しくないですよね。
ベネフィットやリロクラブ、最近は多くの代行会社があります。
ベネフィットは、私が所属する東京地方税理士会でも協同組合経由で入会できます。月々864円だったと思います。レジャー、グルメ、スポーツなど使えるサービスも多岐に渡ります。
書類やメールはNG
知らない電話番号だったので、営業だろうなと思いつつ電話をとりました。
社名は聞いたような聞かなかったような・・・忘れました。印象的だったのは「全国100社以上の登録があり・・・イオンの福利厚生に携わっている・・・」のを繰り返していたところ。
本当は研究材料にパンフレットのようなものがほしかったのですが、書類や案内メールはコンプライアンスの関係上お送りすることができないとのこと。コンプライアンスという言葉は時に便利です。
書類やメールがお渡しできないのでお伺いしてご説明をしたいのですがと。まあそうでしょう。
時間はどれくらいかかりますか?と尋ねると、説明だけで1時間、その後の質疑応答を合わせると通常1時間半くらいかかっているといいます。長い・・・
恐らく契約などしないのに、1時間半はなあ・・・と思い、契約の概要だけこの場で聞いてみることにしました。
なぜイオンの福利厚生に携わる会社が税理士へ営業をかけるか?
予想はしていましたが、サービス内容は
①登録している会社の社員が、登録されている税理士に確定申告を委託する。
②社員から税理士へ税理士報酬を支払う。
③税理士報酬の領収書を会社へ提出すれば補助が出る。
ということでした。
そのために登録の税理士を募っており、現在川崎の先生が登録可能な状況なのでご案内いたしましたとのこと。この川崎の先生!今ですよ!という感じで誘うのは、営業ですから当然ですよね。
この前のリース会社が顧問先を紹介するサービスでも、今川崎の先生をさがしておりますと言ってましたから。
肝心な部分をなかなか話さないので「紹介料みたいなものが発生するんですよね?」とたずねてみました。
すると「紹介料はないのですが、初期登録に費用がかかりまして、2年ほど月額2万円から3万円になります。」とのこと。
前回のリース会社もそうですが、紹介料はないという前置きを必ずつけます。実質同じなのに・・・
何件とれば割に合う?
私は現在、給与所得のみの所得税確定申告は15,000円(税別)という料金設定です。
この登録手数料を年間24万円~36万円支払うと、最低でも16件でトントン。
そもそもこの会社の提携先に、2か所で給料の支払いを受けていたり、給与収入が2千万円超で確定申告が必要な人はどれくらいどれくらいいるのでしょうか?それほど多いとは思えません。
そして質問はしなかったのですが、2年たてば税理士側からの支払いはゼロになるのか?名目をかえて違う費用が発生するのかも疑問です。
もちろんですがお断りしました。世の中色々なサービスがあるものです。
【編集後記】
お客様と契約をすると前期と前々期の決算報告書をお借りしています。
これをコピーではなくスキャンしてデータで保存しておくのですが、複合機などないので、さすがに時間がかかります・・・
コンビニでコピーの方が早いのかもしれませんが、とにかく紙を増やしたくないと、昨日もひたすら遅いスキャンに付き合っていました。