今年度の個別記帳指導をスタートしました。
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65万円控除を受けたい
昨年度の個別記帳指導では、初めて申告を行うという方がほとんどでした。
今年は昨年と違って、昨年まで白色申告の方、昨年は青色申告で10万円控除を受けた方、など1度確定申告を経験している方がほとんど。
どのような方が私のところに割り当てられてくるかは、税務署側で決めているので、たまたまだと思うのですが。
そのせいか、最初のヒアリングで青色申告の概要や10万円控除と65万控除の違いを説明した上で、どちらを目指して行いますか?とお尋ねすると、みなさん65万円控除のために帳簿付けを行いますと。
65万円控除を受けるととなると会計ソフトを使用した方が帳簿付けを行いやすいですが、この点も既に会計ソフトを使用していたり、白色申告用のソフトを使用していたりで、年間使用料が発生する会計ソフトを使用するという点もすんなりクリア。
というわけで昨年とはまた違った個別記帳指導のスタートです。
複式簿記は知らないけれど
65万円控除のために複式簿記の帳簿付けを行いますが、みなさん簿記の知識はありません。
とは言っても、規則的な入力方法を指導できれば、最終的な書類はきちんと仕上がるはずです。
ここで会計ソフト選びなのですが、会計ソフトを使用するのが初めての場合
- やよいの青色申告オンライン
- やよいの青色申告(ダウンロード版)
- freee
- マネーフォワードクラウド確定申告
これらの3社のソフトを使われる方が大多数のようです。実際にお会いした方達も、やよいの青色申告もしくはfreeeを使用する予定です。
どのソフトも
①銀行口座やクレジットカードの入出金履歴が同期が可能
②簿記の知識がなくても簡単に入力可能
です。確かに便利な機能です。
しかしメーカーのホームページに記載されているように簿記を知らない方が物凄く簡単に申告書を作成することができるか?というと、そうそう簡単にいかないこともあるだろうなあ・・・と思われます。
その辺を私がフォローできれば、次年度から全てご自身で申告までできるようになるのではないかと。
ID・パスワード方式
昨年以前も申告されている方ばかりなので、みなさん電子申告用のID・パスワードを持っていました。
市役所や税務署に行き、ID・パスワード方式で確定申告をしたそうです。
では市販ソフトから電子申告をする場合、ID・パスワード方式でも可能なのか?これは昨年やっていないので色々と調べてみました。
結論からすると
できません・・・
上記のソフトで確定申告書や青色申告決算書を作成することはできるのです。しかしそのデータを電子申告する機能はソフトにはついていません。
電子申告をする場合には、会計ソフトから申告用のxtxデータをはきだし、そのデータを国税庁のe-taxソフト(web版)に取込み、電子申告を行うのです。
しかしe-taxソフト(web版)は、マイナンバーカードなどの電子認証カードがないと電子申告をすることができないのです。
従って、現在のみなさんの状況だと
①会計ソフトで取引を入力
②青色申告決算書、確定申告書を作成
ここまでは会計ソフトで行い、②を紙に印刷するかPDFデータにします。
③印刷した申告書類もしくはPDFデータの数字を確定申告書等作成コーナーに入力し、そのデータを電子申告する。
という流れになります。
税理士だと会計ソフトも申告ソフトも常備しているので、ここは盲点でした。早めにわかってよかったです。
【編集後記】
台風が発生して週末に関東に接近するかもしれないとか!?
困ります!土曜日はSHOKICHIくんの静岡公演です。
雨くらいは我慢しますから・・・列車が止まるような事態はやめてほしい!!!無事公演ができることを切望します。てるてる坊主でも作るか?(笑)