サラリーマンから個人事業者になって、初めて実感できたものがあります。
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資金繰りの重要性
給与明細をためこんでいた勤務時代
人それぞれだと思うのですが、サラリーマン時代の私は給与明細をためこむタイプでした。
幸い給料の不払いがあるような職場には勤務していなかったので、給料日にはきちんとお給料が振り込まれている。それでOK。
明細はきちんと毎月渡されるのですが、机の中には開封されていない給与明細がたまり、たまに整理するというような状況でした。
試算表は数え切れないほど作成したが
仕事上、お客様の試算表を数え切れないほど作成してきました。
簿記の仕組みも税法も一通り勉強していますので、内容についても理解できています。
しかし今考えると、試算表の数字は理解できていても、日々の資金繰りの重要性を実感できていたかというと・・・サラリーマン時代は、できていなかった部分も多々あったのではないかと思うのです。
毎月資金繰り表まで作成していれば少しはわかるのでしょうが、税理士事務所だとやはり納税の数字のもとになる試算表の作成に重きを置きがちです。
試算表上では安定して利益が計上されていると、それで良いと考えてしまう。売掛金の回収サイトが長く、利益は出ていても資金繰りはなかなか厳しいというような状況は、試算表を作成しているだけだと実感しにくいのです。
自分で事業をするようになると嫌でも資金繰りを考える
これが、自分で事業をするようになると、嫌でも日々の資金繰りを考えるようになります。
考えてみれば、サラリーマン時代は15日で締めた給料が25日にには確実に入金されている。給料日が休日の場合には、休日前に入金される。
この状況はなんて恵まれているのだろうと思います。(戻りたいわけではありませんが。)
事業者になれば、月末で締めて翌月末の入金というのは普通です。もっと長い入金サイトの取引も。振込予定日が休日であれば、振込日は後ろにずれます。
この入金はいつで、この支払はいつまでで、ということを常に考えなくてはいけません。自分で体感して、ようやくお客様が日々の資金繰りを重要視していたことを実感できるようになるのです。
納税するという意識
納税というのも、サラリーマンではなかなか実感しにくいものです。
給与明細には所得税、住民税、社会保険料がきちんと記載されていますが、差し引かれて入金されると、自身で支払っている感覚はやはり薄くなります。
特に私のように、マメに給与明細をみないタイプは・・・
これが個人事業者となり、自分で税金や保険料を納めるようになると、ものすごく納めているという感覚がわいてきます。
サラリーマン時代は税金や保険料をいくら納めているかなんて全く把握していませんでしたが、今では保険料から税金まで自分の年間納付額は把握できています。
個人事業者の場合、これも含めて資金繰りなので。
同じ立場で実感できることは大切
独立して自分自身が事業者になると、どんな小さい規模でも一経営者です。
そうなると資金繰りの重要性も実感できるし、納税するという意識も出てくる。そうやって経営者であるお客様と同じ目線で話ができるようになります。
理論上はサラリーマン時代でもわかっていたことなのですが、自分で体感するというはとても大きいことです。
【編集後記】
KAT-TUNのツアーの当落が発表され、友達と手分けをして申込みをした結果、希望通りの公演に当選することができました!
SOHOKICHIくんソロツアーの合間に、KAT-TUNの横浜アリーナ公演です。
KAT-TUNのアルバムも発売されるようなので、こちらも曲をおぼえていかないと。