あと2日で9月ですが、まだまだ暑さが厳しい今日この頃。税務調査は秋の陣に入ります。
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税務署の事務年度は7月~6月
税務行政の事務年度、会社でいう事業年度にあたるものですが、それは毎年7月~6月と決まっています。
税務署の人事異動も6月末、7月初めから新しい体制になり、夏の間に申告内容のチェックが行われます。
これに基づき、まずは9月~12月の間に税務調査秋の陣(これ私が勝手によんでいるだけです・・・)
1月~3月は確定申告などで税務署が繁忙期に入りますので、税務調査もいったん下火に。
そして4月~6月が税務調査春の陣です。(同じくこれも私が勝手によんでいるだけです・・・)
8月の後半あたりから税務調査の連絡がきはじめる、今はちょうどそんな時期です。
単純計算では30年に1回だけれど
これは国税庁が出している「税務行政の現状と課題」という資料からの抜粋です。
実地調査の実施件数を、対象法人や納税者の数で割って、実調率という数字を出しています。
それを単純に計算すると、法人の場合には30年に1回、個人の場合には100年に1回だと。
これは何だか違和感のある数字です、
分母の中には、ほぼ休眠状態だけれども毎年申告書だけ提出しるような会社も含まれているのではないかと?
自分がこれまで肌で感じてきた税務調査の頻度とは、かなりかけ離れています。正常に営業している会社であれば、3年から5年くらいの頻度で税務調査が入るのが普通ではないかと思います。
実際、税調査で調査官に税務調査の頻度をたずねたことがあります。
みなさんやはり「おおよそ3年に1度くらいの目安でお伺いしています。」という答えでした。
経営が順調であれば税務調査はやってくる
以前にも税務調査に関する記事で書いたのですが、調査の連絡をもらうと自分が悪いことしていると疑いわれているように感じる方がいます。
調査対象によって重点的に調べる箇所はあるとは思いますが、明らかに脱税の疑いがある納税者に対して行う査察とは別物です。悪者のレッテルをはられたわけではありません。
どちらかといえば経営が順調で、利益が出ている会社に税務調査が入ることが多いです。
ですから税務調査の連絡がきたということは、ある程度事業が上手くまわっているのだと前向きにとらえた方が。
そうはいっても面倒ではあると思いますが。
こんなこともありました
ちょっと雑談になってしまいますが、以前こんなことがありました。
①忘れ物
調査官も調査前に対象会社の申告書を調べ、どこを重点的に調べるかを書面まとめています。
その内部資料である書面を忘れていった調査官がいました。
顧問先から事務所の方に先に連絡がきたので、参考資料として見せてもらいました。
その後ようやく気付いた調査官から連絡が入り、きちんと返却しましたが(笑)
②蕎麦屋の出前か?
調査はたいて10時から始まります。
調査官も時間ピッタリくらいにやってくるのが普通です。
しかし1度だけ、約束をしたはずなのに、待てども持てども調査官がこないということがありました。
さすがに30分過ぎたところで税務署に電話してみると、他の職員が「今出ました」と。
蕎麦屋の出前状態です(笑)まさか忘れていたのでしょうか???謎です。
調査官も人の子だということで、たまにはこんな失敗もあるのです。
【編集後記】
今日の夜は、夏の最後の思い出づくりにお台場のあそこへ!
なんだか夜になっても暑そうな予感ですが、熱中症に気を付けて行ってきます。
無事入れますように。