受験生時代に使用していた教材に、ラスト3カ月間の予定表がはさんでありました。
スマホでスケジュール管理なんてしていない時代です。予定表も手書きでした。
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5月からは実戦モード
専門学校の税理士口座は9月にスタートして翌年の7月で終了し8月の税理士試験に臨みます。
インプットは4月までで終了し、5月からは実戦に慣れるため、毎週テストの繰り返しです。
当時は
- 基礎答練
- 応用答練
- 直前答練(だったような・・・・)
TACのホームページを見てみると、今は実力完成答練と直前予想答練というようです。
予告ありと予告なし
基礎答練と応用答練は出題される理論に予告がありました。
なので5月6月は予告された理論を中心に、おぼえていきます。もちろん計算問題を解く時間も確保しなくてはいけないので、時間がいくらあっても足りない感じでした。
7月は答練の出題予告がないので、ここから本番までは自分でたてたスケジュールに従って理論暗記を繰り返しながら、計算問題を解き、実践力を磨きます。
7月の前半でスケジュールが終わっているのは、前半で理論は完璧に仕上げ、後半はひたすら反復練習をするためです。
この予定表を作っていたのは、だいたい5月の前半でした。
作っている頃はまだ3カ月あるので楽しいのですが、思った通りに進まなかったり、テストの点数が悪かったりして、段々この予定表に追い詰められてくるのです。
それでも最後までスケジュールを消化していくかは、結構重要なポイントだと思います。何が何でも食らいつく位の気合がないと、国家試験は乗り切れません。
ただの暗記から理解へ
法律の条文というのは読みにくいものです。
税理士試験の理論、ほとんど条文の丸暗記です。
勉強をスタートした頃は、条文の内容もきちんと理解できていません。
けれども次回の授業でテストをするのでここの理論をおぼえてきてくださいと言われます。
始めはなかなか頭に入らなくて大変でした。
しかし授業を受け、計算問題を練習し、理論を暗記しているうちに、最初はバラバラだった理論と計算が頭の中できちんとリンクするようになる時がくるのです。
ここが条文が理解できたかどうかのポイントなのだと思います。
税理士試験の問題は大企業が前提になっていることが多いです。
実際に実務を始めると中小企業が中心なので、試験勉強とのギャップは確かにあります。
しかし実際に申告書を作成していると、申告書の中に受験生時代におぼえたこの条文やあの条文が盛り込まれているのです。
今思うと、時間をかけて一生懸命勉強したことは、何一つ無駄にはなっていません。
手書きの予定表のような地道な作業があっての今なので、いまだに捨てられずにとってあります(笑)
【編集後記】
最近あげはじめた新しい猫のおやつです。
「手からあげるしあわせ」と書いてあるので、手からあげてみようしたところ・・・
右から左から2匹が膝に乗ってきて、指はかまれ、収集つかなくなり・・・いつも通りお皿に移してからあげなおしました。
手から優雅に食べさせるなんて、多頭飼いには無理な話です(笑)