先日会計ソフトメーカーから、新しいサーバーの案内を受けました。
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クラウドMojorを組曲Mojor Libertyへ?
クラウド組曲Mojorというもの
現在、会計、税務、申告など税理士事業務についてはメインでJDLのクラウド組曲Mojorというソフトを使用しています。
クラウドという名前はついていますが、freeeやMFクラウドなどのクラウド会計ソフトのように、ネット上にアクセスするものではありません。
これまでCDで送られてきていたプログラムを、クラウドサービスでダウンロードするというものです。基本プログラムやバージョンアップのダウンロードをネットを介して行います。
それぞれのソフトごとに1年契約ですので、私もまずは財務や減価償却、申告関係を入れ、必要に応じて年末調整や給料計算を追加してきました。
組曲Mojor Liberty
今回案内されたのが、組曲Mojor Libertyという小型のサーバーです。
各ソフトはサーバーになっても同じ仕様ですので、全く変わりはありません。
先方の説明によると
- 夜間もしくはシャットダウン時に、サーバーに自動バックアップを行う
- 自社開発のファイアウォールでセキュリティを強化できる
- 5年間の修理サポート・バージョンアップサポートがついている
- AIの活用により、他社会計ソフトの取込がスムーズに行なえる
これをひとつずつ検証してみると
- 現在毎回ハードディスクへバックアップを行っているものが自動にりますが、そもそも現在バックアップ自体はさほど苦ではありません。
- パソコンは全てウィルスバスターを入れており、立ち上げにバージョン確認も必ず行っています。特に問題はありません。
- サポートという言葉が出てきたので、現在のクラウド組曲Mojorだと、電話問い合わせ1回につき2,000円がかかりますがこれが無償になのかと思いきや、そうではありませんでした。単にサーバーの修理とバージョンアップについてのサポートのみです。
- 他社会計ソフトの取込は実際に見せてもらいました。それなりに便利ではありますが、取込にかける時間と取込せずに決算書を別送してしまう時間にあまり大差はない気がします。
期間中の費用負担はあまり変わらないが
見積書の金額を確認すると、月額の費用負担は現状のソフト利用数だとサーバーの契約の方が3,000円くらい高かったです。ただし利用ソフトが増えると、その分サーバーで契約した方が安くなるというお話。
費用負担の金額よりも、私が気になったのはサーバーだと5年間のリース契約という点です。
これはファイナンスリース契約で、途中解約不可のものです。途中解約した場合には残債の支払い義務が生じるでしょう。
つまり5年間は何が何でもJDLを使い続けるか、どうしても他のソフトを使いたい場合はJDLへの支払もしながら、他のソフト代も支払うということになります。
確かに今JDLで問題なく利用できています。ただし向こう5年で、他に使ってみたいというシステムが出てこないとも限らない。実際、給与ソフトについてはまだまだ変更の可能性もあるかな?と思っています。
そうなった場合に、いつでも変更可能な状態にしておきたいのです。せっかく選んだ「ひとり税理士」。その利点の一つはフットワークの軽さです。改善点は即座に自分で決めて変更できます。そのような状態でいるためには長期のリース契約は必要ありません。
余談ですが、このサーバーを契約した税理士の方によると、5年契約が終了した時点で更新をしないと、データが全て見られなくなるそうです。
リース契約は費用負担以外に色々な落とし穴が潜んでいます。費用負担の面だけに惑わされないようにしたいものです。
【編集後記】
サッカーの決勝リーグですね。
なんと午前3時頃から・・・
4年に1度だから見るのか?そもそもサッカーファンでもないから寝てしまうか?葛藤中です。
深夜から早朝にかけての試合を私がわざわざ見ると、負けることが多い気がするのも気になるところです・・・