猫のいる税理士事務所の猫たちがやってきたのも冬。
保護猫だった彼らをボランティアさんから譲り受けてもうすぐ12年になります。
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「ゆず」と「まお」です
ゆず
オス 日本猫 茶トラ
2005年10月頃生まれ
まお
メス 日本猫 黒
2005年9月頃生まれ
里親募集をさがし続けていた頃
当時の私は実家で飼っていた猫が8歳半で突然亡くなってしまい、ひどいペットロスに。
泣き暮らすことひと月あまり。猫のいる生活がしたい、でも辛い別れは必ずある、と迷いながらインターネットで里親募集のページを見て続ける毎日。見続けてだいぶたったころ、やはり猫がいる生活がしたい!と本気でウチにきてくれる猫をさがしはじめました。
子猫の方が環境に慣れやすいのですが、留守番ができないほど小さい子は当時勤務をしていたので無理。日中はほぼ留守番になるので、できれば多頭飼いにして寂しくないようにしてあげたい。同じところで保護されていて相性のよい2匹はいないだろうか?
そんな時に出会ったこの2匹。同じお宅で保護されているわけではなかったのですが、ゆずがまおの保護されているお宅に移動して相性をみたところ、すぐに仲良しになったので問題なく引き取ることになりました。この時ちょうど生後4か月くらいの子猫でした。
初日は一晩中ないていた
「犬は人に付き、猫は家に付く」と言うように猫にとって環境の変化は物凄いストレスです。環境に慣れやすい子猫とはいえ、つれてきてくれたボランティアさんが帰ってからは朝になるまで始終ないていました。ボランティアさんからは「1週間すれば必ず慣れますから大丈夫です。最初はなくと思いますけど。」と言われてましたが、こうやって一晩中ないているのを見ていると本当に大丈夫だろうか??とかなり不安になったものです。
初日はないているゆずとまおに「大丈夫?」と声をかけにいったり、頭をなでてみたり、抱っこしてみたりでほとんど眠れませんでした。翌日は寝不足でしたが普通に出勤し、帰宅すると2匹がテーブルの下で身を寄せ合って寝ていたのが今でも忘れられません。
ただ二日目になるとないている時間もかなり短くなり、三日目四日目と日がたつうちに夜なきはなくなっていました。
環境に慣れるなでは体調も崩しやすい
夜なきはなくなりましたが、はじめのうちは環境になれていないせいか、体調を崩して病院へ行くことが多かったです。
うちにくる直前にゆずは風邪をひいており、ようやく治ってやってきたところ、今度はお腹をくだしました。幸いご飯はよく食べ元気だったので薬を飲ませながら治しましたが、私自身も薬を飲ませるのに慣れておらず苦労しました。
まおはまおで何だか鼻水と目やにがおさまらず病院へ連れていったところ鼻炎でした。
本当に最初の1か月はよく病院にいきました。環境変化が体調に相当影響を与えていたのだと思います。
子猫のうちは大運動会
慣れてくると子猫の本領発揮で毎日大運動会です。しかも寝室のドアーを閉めて寝ようとすると、開けてくれとずっとないているため、ドアーを開けたまま。
大人しくベッドで一緒に寝ていればまだよいのですが、寝ているうえを走り回り他の部屋を走り回り、たまに2匹で取っ組み合いをはじめてギャーギャー騒ぎだし。まあにぎやかです。
でもこれは結局私の方が慣れてしまいました。取っ組み合いでギャーギャー騒いでもお互いにケガをさせるほどにはならないので、放置したまま寝られるようにもなりました。
一度返されてしまったゆず
これは保護されて間もない頃のゆずとまお。ボランティアさんからいただいた写真です。
実は、ゆずはうちに来る前に一度違うお宅に引き取られたことがあるのです。しかしシッポが気に入らないという理由で返されてしまったと・・・・
確かに見栄えのよい長いシッポではありませんが、カギシッポは幸せをつかむのになあ。
でもそうやって返されてしまったから、うちにくることができた。結局よかったのですね。
新しい猫との生活は戸惑うこともある
特に猫を飼っていた方にあると思うのですが、以前飼っていた猫とつい比べてしまうことがあります。それは何年も一緒に暮らしてきた猫の方が慣れているから、いい子に見えるのは当たり前なのですが。
私も実家の猫と何年も一緒に過ごしてきてその子に慣れていたので、最初は新しくやってきたこの子達に比べると実家の猫はいい子だったなあと思っていました。けれどそう思ってしまうのは、新しい猫達との生活にまだ慣れていないからです。
その猫の性格がわかってきて、猫もこちらに慣れてくれば、以前飼っていた猫の方がいい子だったなんて思うことはなくなります。そうやってうちの子になっていくのだと。
猫ブームでもブームじゃなくても猫のいる生活は素晴らしい
最近は猫ブームだそうですが、猫を飼うのは大変なことも不自由なこともあるということを理解したうえで、猫を飼ってほしいと思います。
毎日の食事や排せつの世話。家具や柱は爪とぎでボロボロになります。旅行に行くならペットホテルに預けるかペットシッターさんをたのまなくてはならない。そして必ず辛い別れもあります。
それでも猫のいる生活は素晴らしい!猫があたえてくれる喜びはとても大きいです。
ゆずとまおもそろそろお年寄りの域に入ってきました。大きな病気はしていませんが、10歳を過ぎるとそれまでより少し体調をくずしやすくなります。これからも細く長く元気でいてほしいと思う今日この頃です。
【編集後記】
ブログのテーマ選びに慣れておらず、毎日頭を悩ませています。
テーマが決まって書き始めれば時間がかかってもあまり苦にはならないのですが、決めるまでが一苦労。
思いついたらEverNoteにメモをするようにはしてますが、選ぶまでがスムーズにいきません・・・