事業計画書を作り創業融資を受けるためには、壮大な事業計画書を作らなくてはならないと思っている方も多いのではないでしょうか?
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著者は日本政策金融公庫に26年勤務していたコンサルタント
著者の上野氏は日本政策金融公庫に26年間勤務し、実際に創業融資に携わってこられた方なので、実際の審査がどうやって行われていくのか?が事細かにに書かれています。
創業融資を受けるための事業計画書は、複雑な内容にしてはいけません。「用紙1枚」にまとめることが重要なのです。
というのが大きなテーマで、実際に日本政策金融公庫の創業融資を申込む時に使用するA3用紙1枚の「創業計画書」のフォームにそって、ポイントを説明されています。
構成もわかりやすく、大事な部分には横に赤くラインが引いてある点もとても良い。参考書のようで、懐かしくもなります。
ラクラクと簡単にというわけではない
タイトルだけを見て、「何だ、1枚作成すればよいだけなんだ!」と思ってはいけません。
ただし本書は、単に創業計画書の書き方や、審査をパスするための小手先のテクニックを指南するものではありません。融資を受けることが最終的な目的ではないからです。創業融資を活用する真の目的は、起業を成功させて事業を長く続けることです。
つまり、これだけ書いておけばOKだよというような本ではないのです。
著者の言いたいこと、よくわかります。起業を決意して創業融資を受けようとすると、いつの間にか創業融資を受けることが目標のようになってしまう人も実際にはいるのです。
しかしそれでは最初に目指した起業を成功させることにはつながらない。そうならないためにも、1枚の創業計画書で自身の計画を吟味する必要があるというわけです。
創業計画書の作成が起業の成功につながるように
起業をして創業融資を受けたいと考えている方、特に日本政策金融公庫や制度融資を利用したい方は、この本にそって創業計画書を作成してみることをおすすめします。
すでに作成したものがある場合でも、この本にそって見直してみてください。
実際に読んでみるとわかりますが、審査に通ることは目的ですが、創業計画書をわかりやすく簡潔に作成することにより、その後の事業運営にも役立つような流れになっています。
繰り返しになりますが、楽ではないのです。
しかし本気で起業を成功させたい方には、とっても役に立つ1冊だと思います。
【編集後記】
外出する前に印刷しなくてはいけない書類があったので、久しぶりにプリンターを立ち上げたところ、起動はするけれども反応なし・・・
なんで???と思ったら、wifiルーターが変わったので、プリンターの無線情報も新しくしなくてはダメでした。
接続先を選んでパスワードを入力するだけなのですが、急いでいるせいかパスワードを入力し間違え・・・間に合わない・・・結局間に合ったのですが、冷や汗かきました。